月がきれい。

2017年アニメ。

 

川越に住む、中学生の恋のおはなし。

 

観始めたら夫と一気に観てしまった。

当時は特にチェックしてはいなくて、「エンディングのラインに仕掛けがある」みたいなのがTLに流れて来たのは覚えてて。

だからつい構えて観てたんどけど…あれはわかりやすくないか?

考えすぎてあーだこーだ言ってたらストレートな解答でした。

 

ストーリーは王道と言っても差し支えない恋愛もの。展開はある程度予想できるし、その通りに進んで行くんだけどなぜか惹かれてしまう。

中学生の恋に対する心や体の動きが「ほんとう」みたいで、すごくドキドキするからなのかなー。

私はその頃ヴィジュアル系大好きっ子だったのでこんな事はなかった、のも惹かれる原因だったのかも。人は自分にないものを求めるのだ…

 

付き合うまでの話だと思ってたら、付き合ってたからが本番だったのでそこは予想外だったな。

三角関係が形成されても安心して観ていられる。(三角関係苦手マン)

演出の空気感とか、人物の表情で魅せる部分が多くて、画面をしっかり観てしまう。

 

 

主人公カップルはもちろん可愛らしいし、周りの子達も良い子で安心して観てられた。

茜ちゃんのグループの子達も「中学生あるある」みたいな距離感で。この子達は本編後のショートストーリーでいろいろ補完されるのが面白かった。

陸上部の親友も、ずっと一緒にがんばってきたんだよな…と思うと最後の大会のお弁当食べるところはちょっと私ももらい泣きしそうだった。

千夏ちゃんは…思ったよりかき回してくれる存在でした。どこまでいろいろ狙ってたのかわからないのが。

いや、本人も感情に振り回されて計算とかしてられなかったのかもしれないけど。

 

安曇君の友達のろまん君、ヘラッとしてるけど見てるところはちゃんと見てて、安曇君の助けにもなってくれる素敵な子だったよ(彼だけ浮いてる髪色だったのは割と謎だった)

 

挿入歌で流れるJ-POPのカバーも良くて、私はKiroroの「未来へ」で泣いた。

 

今となっては中学生の子供がいるってこんな感じなのか、という親目線でも観てしまったり。(これは今の朝ドラでも同じ現象が起きてる)

 

派手さはないけど、その分入り込めるアニメでした。まる。