MIU404

野木脚本、アンナチュラルと同じ座組。

観ないわけにいかないと思ってたMIU404。

ところがオンエアが始まる6月末、なんだかドラマを見る気力が全くなくなってしまって録画をかけてもいなかった。

評判はTLに流れてくるし、そりゃ面白いだろ!このメンツ!と勝手に思っていた。

 

少し時は流れて8月頭に、夫の実家に帰省をしたとき。

ドラマを観るのが好きな義両親がMIU404-7話を流していた。

(余談だけど、毎回行くたびにいろいろなドラマをつまみ食いさせてもらっている。刑事ものが多いチョイスなので観ていて楽しい)

 

ランクルーム殺人の回。

コスプレイヤー弁護士のりょうが美しかった。

っていうか、やっぱり!面白いじゃん!

突然出てきたRECも成川くんも、久住もお義父さんが説明をしてくれたのである程度の知識を得ることができた(笑)

これは今からでも追いつかねば、と決意してParaviの2週間無料に加入。

通勤時間、在宅勤務の空いた時間を使って9話まで追いつくことができた。

 

ざざーっと、各話感想を残しておきたい。

 

1話

煽り運転、ダメ、絶対。

つかみの話として、今話題の煽り運転を使ってるのが良い。興味出るもん。

車を目いっぱい使ったシーンが多くて「刑事もの」感が出てる(ような気がする)

これでもかと繰り出される会話の応酬。

志摩と伊吹の「論理型と感情型」陣馬と九重の「昭和親父とカタブツ新人」のキャラクターがはっきりと出ている。

サイドストーリーとして出てくる行方不明になったおばあちゃんの絡ませ方も良かったね…

 

2話

つかみの1話から、本領発揮の2話。

今までの中で2話が一番印象に残ってる。

1話で伊吹が志摩に殴られたことの謝罪を要求する。それを受け流す志摩。

事件の犯人は「自分を虐待し続けていた父親に謝られなかったこと」が積もり積もって、父親ではない人を殺してしまう。

それを受けた志摩が最後に伊吹に謝る、一瞬。

もう、この構成の流れに痺れる。

それと「自分はやっていない」という加々見を信じて逃がそうとする夫婦がね…

「自分たちが信じなかったことで死んだ(かもしれない)息子と同い年くらいの青年が無実を主張している」って、贖罪のチャンスがきたようなものだと思う。

そう考えていなくても。

「ここで信じられなかったら…」って考えちゃったんだろうな。

最後に「またドライブしよう、今度こそうどんを食べよう」って言う言葉が本当になればいいな、と思う。

志摩と伊吹が最後に食事シーンで〆てたのも良いね。

ちゃんとご飯が食べられれば大丈夫。

アンナチュラルのミコトを思い出す。

 

3話

虚偽通報、ダメ、絶対。

毛利さーん!向島さーん!な3話。

お義父さんからこの高校生たちについては聞いてたのでちょっとバレ気味な視聴。

通報役の女の子は後でオオカミ少年的な役回りになるのでは…と思ってたらやっぱり。

先輩たちのせいで陸上部潰されたり、校長たちの態度が最悪だったりでかわいそうな子たちだとは思うんだけど、そこはやっちゃいかんでしょ、言うのが感想。

ここからハムちゃん登場。

 

4話

負の連鎖が悲しい。

ここでハムちゃんとか、今回の青池透子の加害者エトリについて情報が出てくる。

1億円の送り先が判明して、青池のシーン。

笑顔で荷物を送る青池を見てると、すごく悲しくなった。

 

5話

これは、ずいぶん踏み込んだ内容だった。

外国人留学生や技能実習生。

ドラマで語られることを考えると難しい気持ちになる。

「日本を嫌いになりたくなかった」というマイの言葉が重いね。

ガマさん、ここで初登場だったのね(私の初見は8話)。

ちゃんと伊吹とガマさんの関係を前もって描いてたからこその8話か…

「人を信じすぎる」って警告してたガマさんはどんな気持ちだったんだ。

RECが自分の動画をテレビ局に売り込みに行くとこ。

ただの面白半分でナウチューバーやってるわけじゃないのかな?

まだ私の中ではウォズのイメージが抜けなくて、どうにも胡散臭いんだよ(笑)

最後まで4課にも絡んでくるみたいだから立ち位置がどうなるのか楽しみ。

 

6話

捏造、ダメ、絶対。

相棒殺し、と囁かれた志摩の過去回。

絶対にわかるわけない、と志摩は言ったけど伊吹に知って欲しい気持ちもあったんじゃないかなーとか。

一応調べればわかることではあったんだし。

そこまで深く伊吹が踏み込んでくるか、賭けだったのでは。

事故だった、悲しいね、からのどんでん返し(?)

間違ったことをしてしまった香坂だけど、最後まで正義感をもって動いた。

押し入りを目撃して、叫びながら向かおうとする香坂を観ながら泣いた。

その時の感謝が香坂には届かなかったけど、志摩に届くことができて良かった。伊吹、すごい。

 

7話

私の初回。

今から思えば陣馬さん回でしょ、これは…

息子の婚約の食事会に向かう途中に事件に巻き込まれる陣馬さん。

犯人確保して食事会に向かって。

「自分はこんな人間だけど、息子はとても優しい。それは息子が自分でつかんだ優しさだ」(って感じの)台詞、言えるような親になりたい…とか明後日な感想を持ってしまった。

九重君がこっそり息子と連絡とって、フォローしてるのも良いなって。

この2人もちゃんと「相棒」してるんだ、と思えて。

と、いう「今から思えば…」な感想。

まだ無料期間に余裕があるから再度観てみます。

 

8話

伊吹、試練の回。

赦すことって、とても難しいなって。

奥さんが自分を殺した人を赦しても、自分は赦せるのか。

赦せなくて、どうするのか。

 

9話

現在最新回。

成川君がRECにハムちゃん探しを依頼して、

それが拡散されて、

MIUの人たちが気づかなくて。

頭がクラクラしながら観てた。

ハムちゃんの事情聴取の後に接触した成川君。そこに伊吹が現れて「これでどうにかなる!」からの見事なすれ違い。

このカット、すごく絶望を感じる瞬間だった。

志摩・伊吹は間に合うことができるのかって言うのがメインだけど、その横で九重君も成川君に間に合うことができるのか、とハラハラした。

ハムちゃんが救いあげられて、志摩と伊吹は「間に合った」と手を取る。

九重君は井戸に飛び込んで成川君を抱きしめる(助けるためでもある、もちろん)

虚偽通報事件の時に2人が向かい合って、成川君も九重君の顔を忘れることはできなかったと思う。

自分の罪を話し始めた成川君に九重君が「全部、聞く」と言う。

成川君にも間に合った。

虚偽通報事件から、償わなければいけない罪は増えてしまった。

それでも彼は「救われた」んだと思う。

そしてー、エトリつかまったのにー!

死んだー!

久住はどう絡んでくるの?

RECもどう絡んでくるの?

2人の思惑は何?って感じの今です。

 

明日は10話。

リアタイはしないので録画か配信か…で観ます。

楽しみ。