The Last of Us Part II
※夫がプレイするのを横目に見る観戦勢の感想です。
合間に少し空白期間も空いて、4ヶ月くらいでクリア。(夫が)
前作の言葉にし難いラストシーンを超えて、感情をかきみだされるラストシーンだった。
私たちはアビー編に突入したことにびっくりはしたものの嫌悪感を抱くことはなかったので、後から見たレヴューでそこを嫌がる人が多いことにびっくりした。
「ここでアビーに愛着を持たせてプレイヤーを苦しめる作戦か…わかる、わかるぞ…」とか思いながら見てた。
実際その策略にハマって、仲間が(エリーに)殺されるのを見るのは辛かったし、特に近しかった2人はわかってたけどショックを受けてしまった。
エリーと対峙してから「エリーと戦うなんて!」と言ってたのにいざ始まると普通にボス感覚で見てしまうのもゲームに感情を踊らされてるなぁ、と思った。
いやしかし、それでも最後の戦いはダメだ…
エリーが無言でアビーを刺さないで「戦え」と言ったのが全てだ。
最後の戦いに行く途中のエリーの日記。
「おいもちゃんに会いたい」
おいもちゃんから、ディーナから離れたのは自分なのに。
戦う道を選んだのは自分なのに。
今からでも戻って、その手をとってあげてほしかった。
そうしたら穏やかに過ごせたはず。
しかし、その場合はエリーの心のわだかまりは一生消えなかっただろうというジレンマ…
戦いを終えて、戻ったときの「あ、もしかして」の感覚。
それが当たってしまったのを目の当たりにしたときはなんて虚しいんだろうと思った。
それでも最後の回想シーンを観たら、エリーが下した決断によって、彼女が救われて新しい道を歩いて行けたら良いなと思う。
アビーも新しい家族を得て、眠れるようになったら良いなと思う。
追記。
エピローグで最後の日記読まないままクリアしてしまったので改めて。
他の人の感想で「ディーナの元に戻って、ディーナもそれを許すだろう」みたいなことを書いてる人がいて「いやそんなまさか」と思ってたら、そう取れる記述もあったのね。
森の中に歩いて行ったエリー(これも初見わからなかったんだよ…呆然と画面見てて)の様子を思うと、私はどこか知らない土地で歩き始めるんじゃないかなー派(派、とは)
指を失ってギターを満足に弾けなくなってジョエルを失ったと私は考えてたけど「ジョエルからの解放」かぁ。確かにそちらの方が復讐を乗り越えた心情としてはそうなのかな、と。
父親(足りえる存在)と恋人(パートナー)を両方失って、それでもそこから立ち上がるのがエリーと言う存在でいて欲しいな、という私の感想でした。
おしまい。