がっこうぐらし!(映画)

 実写映画化するって一報が出たときにざわついて、

ポスタービジュアルでざわついて、

オリジナルドラマのキャベツでざわついて、

いろいろあったね…という映画。

アニメと同じく、学校編までの構成。

 観終わったあとに調べたら、メインがラストアイドルで揃ってて、そのあたりでもざわついてたのね…

 

実写化するにあたって、由紀の髪をピンクにせず、帽子もなしになったのは偉いと思いました。

実写になったら、あれは浮く。確実に。

そんな由紀は明るくかわいくて一番「らしかった」と私は感じたので実写化って難しいね。

あとみーくんがショッピングセンターの生き残りではなくて、学校内で3人とは別のグループからの生き残りであった点と、めぐねえが保健の先生になってるのが変更点。

保健の先生になったことでドラマ組とも接点が持てるようになった。

これがあるから「あの4人がもし、めぐねえと合流できてたらまた違ったのかな」と思わせるようになってた、はず。

 

ゾンビの描写は、ゾンビ初心者なので私にはどれくらいのクオリティと表現して良いのかわからないけど、あんまり怖くなかったかな…

グロ描写にある内臓が損壊させられるときの食ってるときの水音の描写が私は苦手なので、そこはちょっと嫌だったなぁ。避けて通れない。

 

もうめぐねえに関して伏せない方向で書くけど、序盤にみんなでごはん食べてるところではごはんが用意されなかったのに対して、文化祭ではしっかりグラスを持って乾杯しているので、ちょっとアレ?って思った。

ここの描写統一しないとアンフェアでは、と感じた。

 

終盤のゾンビ化しためぐねえと対峙する場面。

ここが良かった。

みんなを傷つけないように、とゾンビ化する前に自分を動けないようにしていためぐねえ。

それを「おやすみ」と終わらせる胡桃。

「目を合わせないようにすればゾンビ(学校の人たち)を倒しても精神的にダメージが少ない」と言っていた彼女が目をめぐねえをきちんと見てスコップを突き立てた。

直接的な描写はなかったものの、すごく、辛かった。

 

ラストシーンでわかる、めぐねえはずっと聖書を読んでいたっていうのもゾンビとの対比って感じで。

めぐねえはゾンビ化してしまったけど、みんなを護ろうとした行いで天国に行けたら良いのにと思わずにはいられなかった。

 

原作を読んではいないし、アニメは楽しんで観てどういう話かは知っている、くらいの好き加減で観た私は面白く観られました。

あ、卒業した後に車で旅立つ光景に映るゾンビはちょっとクオリティ低くないかな、と思ったけどw

 

漫画も完結して最終巻が出たことだし、レンタルコミックでも利用して全部読んでみようかな。