グノーシア
グノーシア [Nintendo Direct mini 2020.3.26]
どういった経緯でこのゲームを知ったのかあまり覚えてないんだけど…
多分switchでニュースをだらだらと見ていた時だった、と思う。
ひとりでできる人狼ゲーム。
SF世界観のループもの。
水彩画タッチの印象に残るイラスト。
Vita末期に出たDL専売ゲームがめちゃくちゃ高評価で、満を持してのswitch移植だったのはプレイ中に知った。
宇宙船に集った15人(主人公含む)
その中に紛れている「グノーシア」。彼らは一晩に一人、乗員を消してしまう。
それを防ぐには乗員で話し合い疑わしい人をコールドスリープさせるしかない。
しかし勝敗が決すると、話し合いの初日へと戻ってしまうのだ。
この現象は何故起こってしまうのか。
グノーシアとはなんなのか。
ループを重ねていくうちに、謎が解けていく、というお話。
人狼の役職にのっとった役割たちが登場して、議論の一助となる。
これはループごとに変わっていくので「この人と仲良かったのに、次のループで襲われた!」みたいなことが当たり前に起こる。
乗員たちも個性的で、「すぐ人を疑うから嫌われて眠らされる人」「嘘が下手ですぐにばれる人」「直感が鋭くて嘘を見破る人」「何も言わないから逆に怪しまれる人」などなど。
これらは各自AI(らしきもの)で動いている。
動いてるはずなのにどうしようもなく「その人」だと感じる。
印象的なのはククルシカという少女。
彼女は論理よりも感情で動くので「そのループで仲が悪い」という設定だといくらこちらが乗員だと証明されていてもこちらに票を入れてくる。
あとは検索すればいくらでも出てくる「しげみち」
彼は嘘が下手だし、だれでもかばう。
華麗なるしげみち。(この後私がエンジニアcoして受け入れられた) #グノーシア #NintendoSwitch pic.twitter.com/hcIQFHfiXe
— yuico. (@yuico_ue) 2020年5月16日
その仲間としてなんとなく頼りない感じから、特に疑わしい人がいないときに凍らせらえる度ナンバーワン。
他にもいくらでも語りたくなる人たちとともにこの危機を乗り切っていくのだ。
ループを繰り返せば経験値が貯まり、スキルを覚えることができる。
このスキルがあれば嘘を見抜く確率が上がったり、投票先を誘導したり、自分への疑いをそらすこともできる。
なので人狼がうまく理解できない私でも楽しくプレイすることができた。
最終的に直感とスキル、雰囲気で投票先を決めてたので…
そうして幾重にもループを重ねて、イベントを見たり、乗員との絆を深めていくと最初の疑問が解き明かされていく。
主人公と同じくループに巻き込まれている「セツ」と自分の決断に、最後は胸が熱くなる。そこがノーマルエンドで、更に繰り広げられるトゥルーエンドったらもう!
このトゥルーエンドに入るのはなかなか知識ゼロだと厳しいのではないだろうか…
私はヒントをネットで探しつつ、偶然突入することができた。
最初と最後がきれいにつながるすごいエンディングだった。
こんなに大量にイベントが組まれているのに破綻せず(これはセツと主人公のループの順番が違うというルールがうまかったと思う)、ループに決着をつけ、個性的なキャラクターたちとエンディングを迎えることができる。
3000円弱で遊べるゲームでいいんだろうかっていうくらい楽しめた。
Twitterでハッシュタグを追っているとまだまだ知らないイベントもあるし、性別を変えることで起こるイベントもあるようなのでまだプレイしたい気持ちが強い。
ただ、新しい物語を作るのに申し訳なくなってくるんだよね、セツに対して。
しばらくは今のデータで遊んでいようかな。
後は各キャラクターに対してだらだらと。
セツ
ヒロイン。ヒロインと言いつつ性別は「汎(この世界での無性みたいなもの)」。
主人公をナビゲートしてくれる存在。
主人公とは別の順番でループしているので、主人公の知らないイベントも知ってたりする。
最初は頼れる人!って感じだったのに、ループを重ねるとどんどん印象が変わってくる。
カッとなって沙明を「やって」しまったり、遊ぶことに没頭したり…
最終的には主人公のために動いてくれる人。
ループしていることでの知識や、軍人であることからヘイトを稼ぎやすくてそこそこ凍らされやすい。
主人公とセツの関係がキリヤとリタみたいで、「どうか二人とも幸せになってくれ!」って思ってた。他にも同じこと考えてる人いそうなんだけどな。
グノーシアの主人公とセツのやりとりが、AllYouNeedsIsKillを思い出す。ループもので、ほんとにこちらが100周以上するゲームとはなかなか挑戦的。登場人物たちも個性豊かで、これからいろいろな面が見えてくるのが楽しみ。ジナの立ち絵がとても好み。あとラキオも。 pic.twitter.com/mMBbzkv5qN
— yuico. (@yuico_ue) 2020年5月9日
ジナ
女性キャラで一番好き。
直感が鋭くて、よく夜の自由時間で嘘をついている人を教えてくれる。
とてもやさしくて嘘をつくのが下手(というか、嘘をつきたくないと思っている)
彼女のイベントはぐっとくるものが多い。
男性でプレイすると恋愛ぽいイベントが発生するみたいで、是非みてみたい。
SQ
パッケージにもなっているSQちゃん。
主人公のパートナーとしてはセツがいるのに、なんで彼女がアイコンになっているんだろう、とは思っていたんだけど、クリアした今、SQちゃんぴったりたZE☆って感じ!
割と感情のままに動く。
協力を受け入れて裏切られたときは結構ショック。でもSQちゃんなら仕方ないかな(笑)
彼女と生存するイベントは、うっかり泣いてしまった。
ラキオ
汎キャラ一押し。
ロジック強いけどかわいげがないし、だれにでも喧嘩を売るので即凍らされる人。
凍らされるときの台詞が「ザ・捨て台詞」って感じでとても良い。(しかも頻繁に見る)
ラキオと生存を目指すイベントは、主人公をがんがん疑ってくるし、その癖すぐ疑われて凍らされるしでかなり失敗したな…(これクリアしないと話がすすまない重要イベント)
でも見た目が断トツに好き。
ほんとにな!もー! #グノーシア #NintendoSwitch pic.twitter.com/X49lGH55SA
— yuico. (@yuico_ue) 2020年5月14日
ステラ
頭の良い、優しいお姉さん。素敵な殿方を求めている。
それよりもグノーシアだったときの顔が怖くて、そのインパクトが絶大(笑)
清々しいまでのステラ。まだ初日に一斉しげみちは見たことないな。 #グノーシア #NintendoSwitch pic.twitter.com/ZljkCkkSbg
— yuico. (@yuico_ue) 2020年5月14日
彼女は「静かすぎる」という理由で凍らされがち。
しげみち
みんな大好きしげみち。投票先に困ったらしげみち。
ノリが良くて良い奴ではある。
友達にいたら楽しいと思うよ!
シピ
猫大好きな好青年。いつも黒猫と一緒にいる。
多分、設定について彼が一番クレイジーだと思うんだけど、雰囲気のせいか印象が薄い。何かおかしい。
協力したうえで裏切られると、最後が怖い。
コメット
直感鋭すぎる元気っこ。ただし議論が下手なのでうまく議論を誘導できず逆に疑われちゃう感じ。
下乳見えてるのに全然えろくない。
彼女の恋愛ぽいイベントは、きゅんときた。
ジョナス
意味ありげなことをたくさん言う癖に何もわかってない変人。廃人。
彼のせいで事件が起こることもしばしば。
しげみちVSジョナスの騙り合いイベントは笑ってしまったわ。
ククルシカ
美少女。話せないのに身振り手振りでいろいろと伝えてくる。
「投票されにくさ」をつかさどるかわいげのパラメーターが高くて、彼女を疑ってもなかなか同意が得られない。
クリア後に一番印象の変わる人物。
オトメ
喋るシロイルカ。…って書くと濃いキャラっぽいのに、正直「普通」なんじゃないってくらい周りが濃い。
結構ギリギリまで仲間を守ろうとするので、オトメがグノーシアかなって時に彼女がしつこく弁護してる人を「疑う」のもあり。
優しい。ある役職もちの時の立ち回りに泣いてしまったよ。
クリア後沙明とつながりがあると良いな。
沙明
男性キャラ一押し。「シャーミン」って読むけど脳内で「サアキ」って呼んでる。
これ、主人公男性や汎だと名前の読み方教えてくれないんだって。わかりやすく女の人好き!
喋り方もチャラいし、生き残るために仲間を切り捨てるし、好きなキャラクターじゃなかったのに、オトメとの絡みや、一緒にグノーシアになったときのこと、あとはある事件を共にすることでめちゃくちゃ好きになった。
彼のお腹にあるらしい人面瘡を見てみたい。ベッドの上で(ネタ)
レムナン
薄幸系美青年。恋愛系イベントがあったけど、いまいち乗れなかったな。
しかし彼の過去は悲惨の一言だし、クリア後の行動もその穂が不安になりますね…
グノーシアの時の表情は、抑圧されたものが解放された感ある。
夕里子
カリスマ高い夕里子様。
圧が強い。彼女が疑うと一気に形勢変わってくるので注意したいし、グノーシアの時は真っ先に襲いに行きたい存在。
しかしいろいろ話聞いてると彼女の過去も幸せではないし、この船に乗ってしまったのも運がなかったよね、と思うと同情する(でも怖い)
やー。
やっぱりお話のこと書くと長くなるな。
つまりこんなに愛すべきキャラクターが14人もいるグノーシア、switch持ってて人狼に興味ある人はぜひやって欲しいな。
まだ自分エンジニア(占い師的存在)の時に、バグ(妖狐的存在。エンジニアに調べられると消える)をあてたことがないので一回はやってみたいなあ。