川越仲人のおむすびさん/石井颯良

本屋さんの店頭で見かけて、地縁を感じて久しぶりに物理本を購入。
他にも前から欲しい本はたくさんあるけど、たまにはこういう出会い方もあるよね。

川越にある、結婚相談所で働く桐野絲生と、神さまになるための修行をしにきたユイ(普段ばっかりウサギ姿、もふもふ。私の名前と、被ったのも買った決め手かも)が相談所に来た人のために奮闘するお話。
絲生の名前が序盤で「縁起悪い」と描写されるんだけど、名前だけなら「縁の糸を生かす」となって良い名前じゃないかなーと今気づいた。

帯には「凸凹コンビ」と書かれてるけど、あんまりそんな雰囲気がなくてちょっと違うんじゃないかなーと。

過去の経験から自分の幸せより他人の幸せを優先し過ぎてしまう絲生が周りの人と向き合って、最終的に自分を幸せにすることも大事にする…って、途中からいろいろラストシーンが想像できてしまうんだけど、それはそれで安心できる雰囲気。
ってかこれがどんでん返し起こるような話ではないかな(笑)

文章は読みやすくてさらさらと読了。…そのせいなのか、相談者の名前が頭に入ってこなくて途中で混乱してしまった^_^;
あと絲生が「いっちゃん」って先輩から呼ばれるのがちょっと違和感あってな…「いとちゃん」が良かったなぁと言う個人的な感想。

そして表紙に描かれている男性、ユイが人間の姿とってるときだと思ったら葵さんなのか、あれ。

続きが出たら買うかもしれないし見送るかもしれない。