CHAOS;HEAD NOAH

カオスヘッドノア、プラチナトロフィーまで取れたので物語は全部読んだことになると思う。
Twitterで書くには長くなりそうなので、ブログで残しておこう。

タク=将軍なのはOPからなんとなくわかってたけど、タクがまるっと作られた妄想の存在なのはさすがに予想できなかった。
将軍が未来から来たタクなのかな、と思ってたくらい。
ニュージェネの真犯人はカルテの落書き見るまで全くわからなかった…諏訪の正体も判さんに銃向けるまで安心して見てたし。
判さんのGEレートの話聞いてた時、どんな思いだったのかな。

タクは最初本当に「キモヲタ」なキャラクターで喋り方・考え方・行動を好きになるのが難しい人だと思っていて。七海誘拐事件でとうとう覚醒するかと思ったらそんなこともなく逃げ出すし。
各ヒロインルートに入るのも基本的に「頼ろう、守ってもらおう」って言う考えでみんなに近づいてるし。
タクがかっこよくなるのは本当に本当に終盤ルート入ってから。
野呂瀬の妄想にやられて人の形を保てなくなったタクが、ヒロインズの祈りによって復活した瞬間の声の切り替わりがすごくて、電車で「やったー!」って心の中で叫んでたくらい。

妄想の存在だから、不完全な存在だからこそ「世界を救う正義」よりも「大好きな女の子を護る」ためにノアⅡに立ち向かっていったタクは間違いなく主人公だったんだなぁと。
うざがっていても結局七海を心配したり、セナの「ノアを壊して」の言葉に「自分のためにノアを壊す」と、精一杯頼みを聞き入れたり、優愛の自殺を妄想の力で止めて生きることを促したり…
なんだかんだ優しい人なんだよね。

ヒロインズはそれぞれのルートではそれぞれの問題を解決しながらノアの問題は解決しない…と言うか、七海ルートは本当にダメだと思うわ…タクの一番弱い面が出てる。出てるけど、すべてをうっちゃって七海との世界を閉じたこの結末、嫌いになれない。(PC版から七海ファンの人は辛すぎると思った)
こずぴぃルートも2人以外全員を敵にして死んでいった最後の絵がきれい過ぎてな。しんどいけど優しい雰囲気の結末だった。
あやせルートは最後の青空とあやせの笑顔が素敵だし、セナルートはこれがもう一つの本編かってくらい熱い展開だったし!(モモちゃんの正体にはびっくりした)
そして梨深ルートも最後が切なくてな…最後梨深が消えちゃって、それを信じなくて探しに行こうとするタクが辛かった(でもこのルートのタクだけ成長した感がある)

星来たん、最後は渋谷のがれきに埋もれてしまっていたけど、タクがヲタクになることはないのかな…と思ったけど続編の話が漏れ聞こえてくるにそんなことはなさそうなので安心。

続けざまに続編のCHILDを始めたので、妄想化学ADVをがっつり楽しもうー。